中華文化圏にとって、春節(旧正月)は最も重要なお祭りのひとつ。ベトナムでは「テト」といい、サイゴン陥落や独立記念日と並ぶ重要な祝日、そして1年に1度、まとまった休みが取れる時期です。
在バンコクベトナム大使館(パトゥムワン区)では、今年は2月15日(月)から19日(金)まで、5日間の休みを取ると掲示しました。通常、ベトナム本国からは旧暦の大晦日から元月(1月)3日までにあたる日を休みにし、その間に土日がある場合は後に振り替えよという指示が出ますが、今年は異例でした。
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日本語wikipediaから引用:
旧正月が国の休日となっているのは、中国・台湾・韓国・北朝鮮・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ブルネイとモンゴルである。以下の国では、休日は複数日にわたる。
・ベトナム - 旧暦大晦日から旧暦1月3日まで
VIETJOから引用:
グエン・タン・ズン首相はこのほど、公務員の旧正月(テト)休みについて、本来は出勤日である2月19日(金)を休日とし、その代わりに2月27日(土)を出勤日にするという労働傷病兵社会省の案を承認した。
今年は旧暦大晦日にあたる13日が土曜日で、1月1日にあたる2月14日は日曜日。そうなると、旧暦1月2日と3日にあたる15日(月)と16日(火)に加えて、大晦日と1日の分を振り替えにして17日(水)と18日(木)も休み。そこへ27日の休日出勤と引き換えに19日も代休という指示が飛び込んできました。
VIETJOから引用:
これにより、公務員のテト休みは2月13日(土)から2月21日(日)までの9連休となる。
これで今週は1週間まるまる休みになり、さらに前後に週末が2回あるので、合計9日間という、ベトナムとしては極めて異例の長期休みになります。
バンコクだけでなく、在外のベトナム公館すべてに同様の指示が出たので、ベトナム入国にビザが必要な外国人は、多くが足止めを食っているといいます。もっとも、日本と韓国の国籍者はビザなしで15日の在留許可が得られ、ASEAN圏内(ミャンマーを除く)からは30日のビザなしが適用されるので、足止めを食らっているのは専ら欧米人です。
バンコクの旅行代理店では、例えば今日、2月16日の夜にベトナムビザの取得代行を頼んでパスポートを預けても、2月22日(月)にならないとベトナム大使館領事部に持ち込むことができません。従って、そこから審査に3営業日ないし4営業日かかるとなると、ビザがもらえるのは早くても2月の終わりになるといいます。今週カンボジアへ移動して、週明けまで待ってシアヌークビルやバッタンバンの総領事部で即日ビザをもらったとしても、ベトナムに入れるのは早くて23日(火)。ビザなし対象になっていない国からベトナムへ、空港で到着ビザを取得しようとすると地場の旅行代理店に連絡をし、有料で紹介状を出してもらうなどの裏技を使わないといけません。欧米人旅行者が集まるカオサン通りなどでは、待ちきれずにカンボジアやラオスへ向けて出発したり、逆にテト休みを知らずにパスポートを預け、ビザができるまで待たなければならなくなったバックパッカーもいるなど、思い思いにこの期間を楽しんでいます。