三井物産ともしもしホットラインの合弁会社、MOCAPの最初の顧客となる携帯電話会社がモビフォンだという噂が流れていますが、そのモビフォンは、ベトナム最大手の携帯電話会社として、国民に最も信頼されるブランドを確立していることが明らかになりました。
VIETJOから引用:
ベトナムの各携帯電話サービス会社のブランドに関する調査結果が8日に発表された。それによると、モビフォンは▽ブランド知名度▽好感度▽使用希望度―― の3つの指標のいずれでも、他の携帯キャリア6社を抑えて1位になった。
ベトナムの携帯電話キャリアは現在7社。VNPT(郵政通信グループ)傘下のモビフォンとビナフォン、陸軍通信総公社傘下のベトテル、電力公団(EVN)傘下のEVNテレコム、ロシア資本合弁のBeeline、韓国との合弁企業Sフォン、それにVNPT(実際は傘下のハノイテレコム)と香港のハッチソンとの合弁「ベトナモバイル」があります。
今回の調査では、知名度とブランドに対する好感度、使いたいと思わせられる潜在能力の3つを基準としましたが、その中でモビフォンは、知名度の分野で唯一、100%(知らない人はいない)を達成したのです。
VIETJOから引用:
知名度では、モビフォンが100%、ビナフォンとベトテルが99%、Sフォンが84%と続いている。
モビフォンは世界標準の2G(GSM)だけでなく、3Gも昨年12月から運用を始めており、そちらもわずか3ヶ月で国民に広く浸透しているようです。
VIETJOから引用:
携帯電話サービス大手のモビフォンは15日、全国で第3世代(3G)携帯電話サービスの提供を開始した。3Gサービスを正式に開始したのはビナフォンに次いで2社目。サービスの内容は▽モバイルインターネット▽ファストコネクト(モバイルブロードバンド)▽ビデオコール▽モバイルテレビ――の4種類。
その甲斐もあって、使いたいと思わせられる潜在能力でも、他社を大きく引き離して1位を獲得しました。
VIETJOから引用:
使用希望度では、モビフォン56%、ベトテル44%、ビナフォン25%の順だった。
モビフォンと同根のビナフォンが、潜在効果の部分で大きく引き離されているのが気になるところですが、公社2社が激しく競い合うことで、ベトナムの携帯電話事情はより良い方向に改善していくはずです。