逃亡者の楽園はパタヤだけではなかった!2

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 実際、河口市やラオカイ市にはタイやカンボジアで長年、性犯罪に関わっていた多数の日本人男性が移動したとの報告を聞きます。日本の性風俗専門雑誌でも取り上げられ、中国側では公安省が警戒を強めたといいます。

2ちゃんねる危ない海外掲示板の書き込みから引用:
 普通の置屋ならそうだが、河口の場合は問題が二つあって、ひとつは女がすべてベトナム人だったこと。二つ目はアジアン王に写真が掲載され、日本人が押しかけるようになったことだ。上海万博の開催中、どちらも国際的にメンツ第一の中国にとっては具合が悪い。

 ここでそういう日本人性犯罪者がベトナムに戻ってくれば、ベトナム側からすると外国人逃亡者の検挙率を一気に引き上げるまたとないチャンスなのですが、実際はそうも行きません。

VIETJOから引用:
 同事務所がこれまでに逮捕し、指名手配を発令した国の警察に引き渡した人数は35人にとどまっている。

 彼らは、ベトナムという国を性犯罪を行うのに不利と認識しています。そうなるとタイやカンボジアに戻っていったり、中にはフィリピンやインドネシアに拠点を移す人も見受けられるようになりました。性犯罪者は去ったとしても、今度は麻薬犯や知能犯がやってくるので、さらに厄介なことになるのです。

 では、彼らはベトナムのビザをどうやって取ってくるのでしょうか? 前にも書きましたが、カンボジアに3ヶ所あるベトナム大使館・総領事部では、ほぼ即日、審査らしい審査もほとんどなくビザが下りてくるといいます。プノンペンの大使館以外に、バッタンバンとシアヌークビルに総領事部がありますが、2008年12月からカンボジア人のベトナム入国がビザ免除になったことから仕事が激減しており、外国人にとってはベトナム入国ビザ取得の穴場として見直されつつあります。

プノンペンで編集されている「カンボジアウォッチ」から引用:
 カンボジアはすでに、ベトナム・ラオス・フィリピン・マレーシア・シンガポールの国籍保有者に対してカンボジアへの入国ビザを免除しており、これにより昨年は800万ドルのビザ手数料収入が失われたが、観光収入による補って余りあるものであったと同相は述べるとともに、「今後2年間でカンボジア訪問者数は10パーセント増加すると希望している」と語った。

 カンボジアへのビザは、タイからの陸路国境で簡単に取得でき、長期在留が可能なビジネスビザもベトナムに比べれば簡単に取得できることから、中にはベトナムのマルチプルエントリービザと、カンボジアのエントリービザ(1年延長済み)の両方を持って、プノンペンとホーチミンシティを往復している人もいます。さらに、タイもカンボジアからの陸路入国では15日、韓国など一部の国籍者には最大で90日のビザなし渡航が簡単に下りるため、まずバンコク入りした後、陸路でカンボジア国境を目指し到着ビザを取得。カンボジアに入国したら、領事館でベトナムビザを取得。その後、プノンペン入りして1泊、翌朝のバスで陸路ホーチミンシティに入るという、バックパッカーも真っ青のルートでベトナムを目指してくる犯罪者が後を絶ちません。

 また、現地の旅行代理店に頼んで有料で紹介状を出してもらい到着ビザを取る方法も、知能犯にとっては有用とされています。これならば、旅行代理店に規定以上の料金をワイロとして払うことで、自分が犯罪者であることを隠すこともできなくはありません。

前記事「テトで9日間も休みになるベトナム大使館」から再出:
 ビザなし対象になっていない国からベトナムへ、空港で到着ビザを取得しようとすると地場の旅行代理店に連絡をし、有料で紹介状を出してもらうなどの裏技を使わないといけません。

 こういった方法で合法的にベトナムに入国してきた犯罪者が、例えば半年マルチビザを延長して最大2年間滞在を続けたり、あるいは不法残留になっていくなどして、いつの間にかベトナムに定住してしまうのです。そして、彼らは一般市民としてベトナム社会に溶け込み、何不自由ない日々を送ったり、中には日本でいうところの「引きこもり」のような活動をしながら、次の犯罪を考えたりする人もいます。

 そういえば、タイから帰国して逮捕される日本人や、日本で逮捕されるベトナム人というのはよく報道されますが、ベトナムから帰国して逮捕された日本人というのは、滅多に聞きません。

共同通信から引用:
 近畿厚生局麻薬取締部神戸分室は17日、大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで、神戸市垂水区、無職グェン・タン・フォン容疑者(39)らベトナム国籍の男女3人を逮捕、送検したと明らかにした。

 これも、何か関係があるのでしょうかねぇ?

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