ホンダの従来型モーターバイク、拠点ベトナムへ!?

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 ホンダ(本田技研工業)のタイ現地法人で二輪車の製造部門を担当する「タイホンダマニュファクチャリング」と、販売部門の「APホンダ」は、2010年3月限りで従来型のキャブレター式燃料噴射装置を搭載したバイクの製造を事実上終了することになりました。
 対象になるのは小型モペット「ウェイブS」「ウェイブX」「ドリームエクセス」「ソニック」。本格スポーツバイク「CBR150」と、アメリカンスタイル「ファントム」は、生産が継続される模様です。

 タイのアユタヤ県にあるタイホンダマニュファクチャリングの工場では、1967年からモーターバイクの生産が進められてきました。2007年からは、世界で最も厳しいとされている日本の最新排ガス規制に対応させた電子制御式燃料噴射装置「PGM-FI」をモペットに応用した「ウェイブi125」「ウェイブi110」「CZ-i」、小型スクーター「クリックi」「アイコン」「エアブレードi」「スクーピーi」を順次タイ市場に投入してきました。

ホンダ日本本社のプレスリリースから引用:
 「Wave110i」は新開発した排気量110ccのエンジンを搭載したカブタイプで、燃費は1Lあたり57km(ECE40モード:実用モード燃費)と従来エンジンに比べ18%向上し、出力は25%の向上を実現した。近い将来導入が予定されている第6次エミッション規制値にも適合し、E20(エタノール 20%の混合燃料)に対応する。

 その後、タイからアセアン圏内へ輸出されるモーターバイクも、順次PGM-FI対応へと移行していきます。

ホンダ日本本社のプレスリリースから引用:
 Hondaは、2010年中にタイで販売している全機種に電子制御燃料噴射装置PGM-FI(Honda Programmed Fuel Injection)を搭載する予定。

 計画は、オートマチックモペット「ウェイブiAT」と、中型世界戦略スクーター「PCX」の発売で完結できるメドが立ちました。

ホンダ日本本社のプレスリリースから引用:
 PCXの生産は、タイのタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(以下、タイホンダ)が担当。1967年に二輪車の生産を開始し、以後 40年以上にわたり培ってきたタイホンダの優れたコスト競争力、品質、供給体制を活用し、高品質のPCXをお求めやすい価格で販売する。(中略)PGM-FIとマフラー内に装備した触媒装置(キャタライザー)の採用によって、国内二輪車排出ガス規制に適合させている。

Hondaのタイにおける二輪車販売の合弁会社であるエー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッドは、燃費性能の良さで定評のある「Wave110i」に、新型オートマチックトランスミッション「CVマチック」を搭載したカブシリーズのAT車「Wave110i AT」を3月よりタイ国内で販売する。
Wave110i ATは、「CVマチック」を搭載することで、カブタイプの持つ走破性・耐久性・経済性に、手軽さ・快適性を加えた商品である。今後はタイに加え、ベトナムおよび周辺国で順次発売し、多様化するアセアン市場のニーズに応えていく。

 そこで問題になるのが、ベトナムで生産されている小型モペット「ドリームエクセス」「ウェイブα」がいつ、製造中止になるか。ベトナムではまだまだ、従来型のキャブレター式モペットに需要があります。ベトナムからの輸出が中心になるカンボジアもまた然り。そうなると、これまでにタイで製造されたPGM-FIではないキャブレター式エンジンを搭載した従来型ウェイブ、ドリームの部品供給元が、タイからベトナムへと移ってくる可能性も考えられます。
 タイ向けのドリームエクセスは、ウェイブi125で代替されるとAPホンダは踏んでいますが、ベトナム、カンボジア向けの代替車種はまだ発表になっていません。

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