ベトナム航空の分離子会社が本格的に動き出す!

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 ベトナム航空が、小型プロペラ機を使った地方路線を独立させるため、子会社の設立を検討していることが明らかになりました。大型ジェット機を運用する本格航空会社と、小型機の運航会社を分ける形態はアメリカでは既に常識で、アジアでは日本、シンガポールなどで導入済み。ベトナム航空の中長期的成長に寄与するか注目されます。

VIETJOから引用:
 ホアン・チュン・ハイ副首相はこのほど、ベトナム航空が提出していたベト航空(ベトエア)の設立案に同意した。
 ベトナム航空によると、ベトエアは子会社のベトナムエアサービス社(VASCO)を基盤にして設立、小型の機材を使用して国内線の短距離路線に就航する

 ベトナム航空では、100席以下クラスの小型ジェット機としてフォッカー70を2機保有しており、それ以下クラスとしてはプロペラ機ATR72が10機あります。フォッカー70はベトナム航空が西側諸国のような企業としての体裁を整えた1990年代中頃に納機されたもので機齢15年を超えており、2010年代中頃までに引退することが確実。その代替機としてはロシア製の「スホーイSSJ100」と、日本の三菱MRJ90を検討しているとの報道もあります。

 一方、ATR72は一部がベトナム航空本体から分離子会社のVASCO(ベトナムエアサービス)にリースされていて、ホーチミンシティ・タンソニャット空港を中心にメコンデルタ地方への路線に就航しています。VASCOのフルカラーになった機体は、ベトナム航空の旧塗装である白地に青色の帯を纏っています。
 もしベトエアが正式に設立されれば、ATR全機と次期小型ジェット機がベトエア所属になる可能性があります。

 アメリカでは、ローカル線運航専門を専門とする航空会社が本格航空会社と提携し、提携先の会社の便名を使って小型ジェット機による運航を行うのが常識になっています。そのための提携をしている会社は全米で10社以上あります。

日本語Wikipediaから引用:
 デルタ・コネクション(Delta Connection)とはデルタ航空との乗り継ぎのために11社の地域航空会社が運航している名称・ブランドである。これらの航空会社は、デルタ航空の便名でデルタ航空のハブ空港と地方空港の間の路線を小型ジェット機などで運航している。

 他にもUSエアウェイズが8社、ユナイテッド航空が7社、コンチネンタル航空も4社と提携しています。しかし、アメリカン航空は小型ジェット機部門を子会社「アメリカンイーグル」として保有しており、日本航空に至っては小型プロペラ機「カナデアQ400」を運航する「日本エアコミューター」と、小型ジェット機「ERJ170」が専門の「ジェイエア」という2つの会社があるほどです。
 今回のベトエア構想は、ほぼアメリカン航空とアメリカンイーグルの関係に近いとお考えいただければ早いでしょう。事実両社は塗装もよく似ており、表向きには現時点で既に一体として運営されています。

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